ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル（スクフェス） ウェディング編 渡辺曜UR＜花嫁カウン
「今年のスクフェス エマ・ヴェルデ コスプレ衣装花粉は例年の」いつも通りに起きた朝。この時期だとまだまだ外は薄暗く太陽もまだ顔を見せていない。そんな時間でも朝の情報番組は毎日決まった時間に放送されていて、今日は朝の挨拶から今年の花粉情報の話題を切り出したかと思えば次は今年の桜の開花情報。まだまだ白い息が目立つのに年が変わってから一ヶ月以上経つともう次の季節の話。温かい物を体に入れようと電気ケトルのスイッチを入れる。お湯が沸く間に顔を洗って部屋に戻って着替える。気が早いなと思いつつ、四季があるこの国ならではの話題だなと強く思うようになったのはこの国を離れてから。ふと、机の引き出しを開けるとそこには束になった封筒が眠っている。いくつかそれを取り出して中身を見返す。真っ直ぐで癖のない綺麗な文字で近況が書かれているその文章。その最初は季節の事が書かれている事が多い。それを読んであっちはこの季節かと少し心が故郷へと思いを馳せる時もあったなと思い出しているとお湯が沸いた様子。ひとり暮らしの手狭なキッチンに戻り、戸棚のひとつを開けるといくつかの瓶が並んでいる。それは季節ごとに漬け込んだもの達。そこから瓶をひとつ手にする。「だいぶ少なくなってきたなー」季節関係なく漬け込んでいる生姜シロップをマグカップに入れ、お湯を注ぎ軽く混ぜれば完成。「はぁ」一口飲むと冷えた体に温かさをくれるこの子は冬場の時期はもちろんだけど、夏も大活躍だから常備している。他の漬け込まれた子達は貰い物の子達が多い中でこの子は自分でも作れるくらい簡単なのが良い。もちろん手間暇掛けて作った物の美味しさも格別だけれど、お手軽で美味しいはやっぱり魅力的。「さてと」体も熱を持ち始めた所で上着を羽織ってもう長い付き合いとなった色であるエメラルドグリーンの入ったシューズを履く。走る前のストレッチもより入念に。温かい物を飲んでも体はまだまだ活動する熱を持っていないから固まった体をほぐしていく。｢よし｣そうして体もほぐれたところで走り出す。覚醒 園田海未 コスプレ衣装白い吐息がその寒さを物語る。空気は冷たくまだ温まっていない体は震える。決まったリズムの呼吸で慣れた道を走る。次第に昇ってきた太陽の光と熱を体で浴びると心が安心する。｢おはよう。果南ちゃん｣｢おはようございます｣私と同じく日課として散歩しているおばあちゃんに挨拶すると｢風邪引かないようにね｣という言葉に片手を振って返しまたランニングを再開。
